始めに
この記事は、スプライト神碑（以下スプラルーン）のことを知らない人、名前だけ知ってるけど何をやるかは知らないよって人向けの紹介記事です。質問とかはできる限り答えますが、私の理解度的にかなり適当なことをいうのでご了承ください。また、スプラルーンのオタクからの異論反論はかかってこい。
構築理念
何をやるのかって話です。大前提として、スプラルーンはルーンであって、スプライトはあくまで出張要素です。盤面はどうみてもスプライトのそれになりますが。
基本的には、スプライトで安定した妨害と泉の保護、ドロー加速と壁の建築を行いながら、手数任せに比較的短いターンでのLO勝ちを狙うデッキになっています。
具体的には妨害としてマスカレーナ+キャロット（+レッド、スプライトスマッシャー）、泉の保護にエルフ下のキャロット、ドロー装置としてイピリアとカプシェル、壁はたくさん立ちます。
エルフに頼る以上、OCGでは寿命が短く、まだ歴史の浅いデッキです。古参面しましょう。
展開ルート（例）
展開パターンは割と無限にありますが、今回は神碑速攻魔法+ブルーの無難なものです。他のカードは無視してください。実践の場合はドローフェイズ解呪、メインフェイズレッドSSから動いてたと思います
他の神碑と比較した際の特徴
長所
安定した神碑の泉のサーチ
極めて高いドロー力
スプライトの展開力
万能無効が用意できる
母数が少ない
ターン数が短い
盤面が強そう
短所
妨害力の上限は罠パカに劣る
誘発を踏む範囲やモンスターを消せる捲り札が増える
デッキスロットが少ない
既に偏見が出ているとは思いますが、それぞれ説明していきます。
安定した神碑の泉のサーチ
泉のサーチは他の神碑と同様にフギンで行います。本来、フギンはありえないぐらい誘発（＝2体は出ない）を当てられる上に手札コストを必要とします。また、ＥＸモンスターゾーンにのみ出せる、フギンを消す手段は少ないことから、、相手ターンに夢幻泡影+羽箒なんかされたら負けが確定します。莫大なコストとリスクを背負っているといえるでしょう。そこまでの価値が泉にはある訳です。ですが、スプラルーンの場合、手札コストはスプライトエルフと泉で後々回収可能、ＥＸモンスターゾーンのフギンはギガンティックスプライトの素材にすることで消去することができます。つまり、泉サーチのチャレンジを同一ターンに複数回試行できます。なんで名称ターン１ないんだ。これに加えてスプライト側の展開でも誘発を吸うため、2体目のフギンはだいたい泉を持ってきてくれます。えらいね＾＾
極めて高いドロー力
そもそも泉がある上に展開で灰流うららは吸えているのでその時点でめっちゃ引けます。そこに加えて、イピリアとカプシェルで毎ターン１,2ドローできる点、デッキにそもそも神碑速攻魔法が多く採用されること、スプライトでのサーチ連打から来るデッキ圧縮によって神碑速攻魔法をどんどん循環させることができます。また、うららを破壊していること、墓穴はキャロットとエルフで回避できることから2ターン目の増殖するＧがかなり通りやすくなっています。引いた神碑速攻魔法をガンガン当てていきましょう。どうせ次のターンには帰ってきます。
スプライトの展開力
高い展開力から、後攻でのまくりが比較的快適です。手札次第では普通にギガンティックで戦いにも行けます。また、従来の神碑でたまにある空の盤面でのドローゴー展開も許しません。
モンスターが多く並ぶので、相手のバトルフェイズもシンクロゾーンなどを探しに行くまでもないです。展開次第ではマスカレーナアストラムやサロスも立てますが、神碑速攻魔法によるリソース削りを受けながらこの壁を超えるのは容易ではありません。リスキーですがＧツッパ＋神碑などのプランも取ることができます。
あと普通にマスカレーナが強いです。
万能無効が用意できる
結局のところこれが一番の理由です。神碑の癖に小癪にも拮抗やコズサイをはじくことができます。また除去の有無の読みあいにはなりますが普通に妨害にもなります。
レッドもまあ普通に強いです。
母数が少ない
変なデッキはそれだけで強いです。
ターン数が短い
普通に快適です。時間は有限なので。
同時に1ターンあたりの除外枚数が多いことも意味するため、なんか相手のプランが勝手に崩れたりします。羽箒や烙印融合が飛んでいき相手が固まっている様は、かなりウケます。
盤面が強そう
強そうです。サレンダーがもらえます。ターン数の短さと合わせて
神碑にしては高速で試合を回すことができます。
短所
妨害力の上限は罠パカに劣る
勝てるわけないですね。暴言最高！！！
誘発を踏む範囲やモンスターを消せる捲り札が増える
ラー玉などで手数が激減します。また週1ぐらいで結界波を食らって死にます。ラー玉でも最低限フギンは出せますが所詮鳥なのでたかが知れてます。
デッキスロットが少ない
罠型ルーンと比較すると、空きスロットが半分以下です。まあ向こうがメタ枠が大半で構成されたデッキなので仕方がありません
こんな感じです。
デッキリストとその解説、他の候補など
普通に書き過ぎました。ごめんなさい。そのぐらい自由度が高いおもちゃです。
僕が今使ってるやつです。チビノアールはお試し期間。
イピリア、カプシェル:このデッキが成立する理由の40 %ぐらい。基本は速攻性の高いイピリアを優先するが、イピリア素引きや、デッキ圧縮後にドローしたい場合などはカプシェルを出す。カプシェル、キャロットのコストになってもドローできるのずるない？
灰流うらら、墓穴の指名者:本当に弱いです。でもGが重いので仕方がないです。墓穴は蛇眼に強いのでいいかもしれませんが、相手ターンにひくと少し弱いです。うららはいつ引いても弱いです。
G:最強です。普通に誘発にもなりますし、神碑速攻魔法と合わせて初動にもなります。中盤もエルフの素材になってくれます。制圧札としても、引いた札を即打てる神碑の特性から最高クラスです。
ラー（玉）:後攻で手札にあると安心します。また、スプラルーンは除去が他のデッキに比べて苦手な側面（ユニコーン、クルヌギアス、輝く炎、スプライトスマッシャーぐらい）もあるため、そういった点でも便利です。たまに、帰宅したこいつとフギンでエルフを作って再展開したりします。こいつに関しては捲り札の中で自由枠かもしれません。
黄金の雫の神碑:基本的なリストでは多くは採用されないカードですが、先１で除外効果を使用可能な数少ない神碑速攻魔法なのでこのデッキでは強く使えます。初動にもなるので自由枠に浸食する価値はあるかもしれません
スプライトエルフ（3枚目）：盤面を掃除された後のまくりに使うため採用しています。具体的にはゲーリSS泉回収から適当にエルフを作ってイピリア蘇生、2体でギガンティックを作ることでイピリアを墓地に落とし、往復2ドローで神碑速攻魔法を引きに行きます。あとユニコーンにあらがえます。
自由枠
貪欲な壺:個人的に推してます。このデッキは中盤で誘発をまとめて引くと動きが極端に鈍るため、ドロー回数自体を増やしてくれるこのカードは強力に使えます。山の質も、フギンやクルヌギアスといったEX組を戻したり、再展開できる（例:ブルー＋ジェット＋キャロット＋マスカレーナ+クルヌギアス）組み合わせで戻したりすることで、極端に悪化することは避けられます。フギンやGを無駄遣いして帰宅させたりもします。
神碑の誑かし:動きとの相性自体は極めてよく、また苦手な神碑対面を破壊してくれます。また、ピュやR-ACEにも刺さるため検討するのはありです。ただし素引きが滅茶苦茶弱いです。
三戦の才：つよいです。が、スプライトというテーマが異常な貫通力をもっていることから上振れ札に過ぎず、中盤でもてあましがちです。
各種永続:高いドロー力で探しには行けますが、相手ターンに引くとしょっぱいです。どうしても無理な対面を破壊したいときに入れればいいと思います。
キャロット、レッドの2枚目:無難に強く、初動にもなります。これがおすすめではあります
手札抹殺、リィンカーネーション：G対策札です。目指せワンキル。
マスクチェンジセカンド:ジェットやブルーをダークロウにできます。このデッキは神碑速攻魔法を多く詰みたい都合上、黄金の雫も多投が許されますが、そのリスクを無料にしてくれます。また、対面次第ではエルフ下のダークロウが全部破壊したりします。
すばやい各種:ビーバーが制限にはなっていますが、スプライトリンドと合わせての爆発力や、一枚初動展開は依然強力です。また、すばやいを場に残してターンを返すことで4属性(エルフ＋マスカレ+イピリア+すばやい水)ジアライバルサイバース@イグニスターが立ちます。神碑のこいつは無法です。対面のデッキを先１の神碑速攻魔法で見て一瞬で詰ませにいったりできます。アクセスは神碑速攻魔法で黙り、クルヌギアスは展開＝デッキ消費を要求します。規制を鑑みて自由枠にいれました。
γ:先行で決めれば勝ち、後攻でもかなり強いです。が、先行でつぶせる誘発がGと素引きスターターに対するうららだけなため、腐ることもあります。とはいえ手札コストにすればいいため許容できます。
勇者出張:もう別のデッキになる気はしますが、手札コストがあるデッキはだいたい強いですね。このデッキもそうです。足りない除去性能をドラコバックや無法が補ってくれます。スプライト勇者だけで動くこともあり、もう意味が分かりません。
最後に
遊戯王の記事は初めて書きました。まあ特にいうこともないですが、本当に面白いデッキなのでぜひ一度使ってみてください。ちなみに神碑にシークレットパックはありません。
